【Vol.2】コープの水産産直をめざして 産直三原則のひとつ「生産者との交流」
九州の生協の組合員が、長崎県松浦市に所在する「日本遠洋旋網漁業協同組合(通称・エンマキ)」に学習のために訪問しています。
今回は2024年2月に訪問したエフコープの学習交流の様子をご紹介します。
学習交流会
学習交流会当日、福岡県糟屋郡篠栗町から出発したのは組合員15名、エフコープ職員3名、コープ九州職員3名です。
スケジュール・当日の流れ
11:20~12:00 エンマキ施設内見学 (水揚げ場・選別)
12:00~13:00 学習会並びに意見交流会 (昼食をはさみながら)
13:00~14:30 加工場見学(凍結設備・製氷工場等)
見学の報告より
漁獲から加工・出荷まで同エリア内にある施設で一貫して行っています。魚種はアジとサバのほぼ2種。組織での一元的な衛生管理を実施しています。EU-HACCPを取得維持管理、「日本発 世界に認められた水産エコラベル」MEL認証※も取得。水産資源の持続性と環境に配慮している事業者として認められています。
産直三原則のひとつ「生産者・産地との交流があること。」
交流を行うことで、組合員の声を直接届けることができます。また、メーカーの努力や想いを知ることもでき、より、食品に対する理解を深めることができます
参加組合員の感想
●海辺に面したエンマキ松浦第一工場では漁獲から水揚げ、加工、販売までを一貫して行うことができ、EU-HACCPやMEL認証といった厳しい認定基準をクリアした衛生管理の行き届いた施設だということが実際に見てわかりました。
市場の選別ラインはとても広くきれいで、完全に室内で作業できることは従業員の方も寒さに凍えることなく良い環境だと思いました。
加工場では胡麻サバ丼の加工ラインを間近で見ることができ、手作業で作られているのを知り驚きました。
鮮度がよくおいしい秘訣がそこでわかりました!サバ、アジ、ブリ丼の素がカタログにあれば購入ボタンを押したいと思います。
冷蔵庫・凍結庫では−30℃の体験や日本でも最大級の製氷を作ることのできる場所を見せていただき高く積まれた氷の保管場所は圧巻でした。
持続可能な水産業のためのとりくみをされているエンマキさんと水産産直が可能になるよう私たち消費者も産地を、買って応援していかなければと改めて感じました。
次回も九州各地の組合員の交流、見学の様子をご紹介します。
※MEL認証とは…マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)は国際的に認められている日本発の水産エコラベル認証制度です。水産資源の持続性と環境に配慮している日本の事業者(漁業・養殖業)を第三者が審査し、認証します。